研究開発
IBASEは研究開発を非常に重要視しており、多くの人員とリソースを投入し、独創性、スピード、技術を取り入れた、市場性、先見性、将来性を備えた製品を生み出し、お客様に最適なソリューションを提供しています。IBASEの研究開発チームは、エレクトロニクス、レイアウト、システム、機械ハードウェア、およびBIOSとファームウェアなどのソフトウェア分野で優秀なエンジニアを擁しています。チームの半数は各分野で20年以上もの経験を重ねたベテランであり、その他45%のエンジニアも5年以上の経験があります。蓄積した専門知識と経験により、IBASEでは完備されたコア技術を構築してきました。このコア技術をベースに、研究開発チームはボード・カード類製品の研究開発と設計からシステム全体の製品設計と組み立て製造まで、最新技術を生かし、迅速に市場の状況に応じて、要求が厳しくダイナミックな市場向けに新製品を設計、製造することができます。更に、これらの技術をお客様の特定な要件に応じて、カスタマイズ製品としてODM/JDMにも発展させています。現在IBASEではこれまでに数千種類にもおよぶ種類の異なるボード・カード製品やシステム製品を設計し、世界中のお客様、販売代理店やシステムインテグレーターのニーズに応えています。
iSMART省源技術
iSMARTはiBASEが2011年に発売した独自のスマート制御および省エネ技術で、主にiBASEの製品の使用の柔軟性や自由度を向上させ、エネルギー効率を最適化するために使用します。iSMART 4.0のスマート制御機能には、OSのリモートリカバリー、低温監視、電源復帰後の自動起動、システム故障回復、システム起動時間トラッカーが含まれており、省エネ機能には、EuP/ErP省エネと自動電源ON/OFFケジューリングが含まれています。iSMART技術は、iBASE製品の全体効率、信頼性、耐久性を向上させるだけでなく、環境保護、省エネ、持続可能な開発の目標も満たせます。
品質と信頼性
製品の品質と信頼性を保証するために、IBASEの生産プロセスでは、材料の受け入れから細かい受け入れ検査の工程が多数あり、世界レベルの安全規格を満たしています。IBASEでは最先端の製造設備と精確な検査用ツールを採用しています。半田ペーストの厚み測定、2.5D X線スキャン、半田ボール検査用3D検査機、および100% AOI検査を実行して、マザーボード生産のSMT製造品質を管理しています。また、IBASEコンポーネントの配置エラー防止のため、エラープルーフシステムを導入し、生産の正確性と品質の安定性を確保しています。システム組み立てでは、リーク電流や安全性がシステムの安全規範を満たせるよう、全ての生産システムにおいてHi-Pot検査を実施しています。 Panel PC製品においては、高品質の生産ニーズに応じて、生産施設にはクラス10,000 のクリーンルームを設立し、厳しい入室退室基準を導入し厳格な管理規制を設けています。また、断熱シート作業や清浄度の要求が特に高い製品の組立作業などはクリーンルーム内での作業を実施しており、品質を維持するため、品質担当スタッフが100%検査を実施し汚染の可能性を最小限に抑えています。通常の組立作業においても、防塵カーテンと自動車のコーティングなどで用いる帯電防止装置を使用した防塵措置をとっています。
信頼性と互換性検証能力
ハードウェア
エレクトリカル検査 - 低速信号
● Clock / SMBus / SPI波形測定
● Intel/AMD 電源投入立ち上げシーケンス波形測定
エレクトリカル検査 - 高速信号
● USB / SATA / PCIE / Ethernet アイパターン測定
● SFP+ / SFP28 / HDMI / DP アイパターン測定
パワー検査
● トランジェントとリップル測定
● OC/OV出力保護
● 電源投入・電源遮断Overshoot
● パワー効率検証
● 多相電源同期制御検証
● 電源熱補正調整
ソフトウェア
メインオペレーションシステム
● Windows or Windows Server
● Linux
信頼性試験
● 3DMark 11 Advanced Edition
● FurMark
● PassMark BurnInTest for Windows/Linux
● MemTest86 Pro
● MobileMark
● PCMark Advanced Edition
性能評価
● Xena Network Throughput Test
● PassMark PerformanceTest
● 3DMark Fire Strike
● 3DMark 11 Advanced Edition
● PCMark